今回は、前回の記事でインポートした Forge のプロジェクトの実行構成を設定するよ。

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実行の構成(client)

Minecraft Forge のクライアントを実行できるようにプロジェクトの実行構成を設定する。

Eclipse のウィンドウ上部にあるツールバーの実行(緑丸の再生ボタン様なアイコン)のすぐ横の下向きの黒い三角形をクリックする。メニューが表示されるので、その中の“実行の構成”をクリックする。

Eclipse のツールバー
出典:Eclipse のツールバー

“実行構成”のダイアログが開く。

左のリストの中から“Java アプリケーション”を選択し、その上部にある一番左の“新規の起動構成”ボタンをクリックする。

ダイアログの右側に実行構成を設定する項目が表示される。

名前は、好きなものでいいけど、後ほど、設定する予定のサーバー用の実行構成と区別できる名前にする。

筆者は単純に

client

とした。

続いて、必要な項目を設定する。

メインの設定

名前のすぐ下のタブの“メイン”が選択されていることを確認する。

“プロジェクト”の項目には、前回インポートした

forge-1.7.2

が、表示されているはずです。表示されていない場合は、“参照”ボタンをクリックし、forge-1.7.2 を選択する。

“メイン・クラス”は、右の“検索”ボタンをクリックすると“メイン型をを選択”のダイアログが開く。
“一致する項目”のリストの中に

GradleStart - (デフォルト・パッケージ)

が、あるので選択し、“OK”ボタンをクリックする。

もし、GradleStart - (デフォルト・パッケージ)がない場合は、次項で“作業ディレクトリー”を設定した後、一旦、Eclipse を再起動してから、“メイン型を選択”のダイアログを開く。

“メイン・クラス”の項目が

GradleStart

と表示されていることを確認する。

Eclipse の実行構成のダイアログ(メイン)
出典:Eclipse の実行構成のダイアログ(メイン)

引数の設定

タブを“引数”に切り替える。

“プログラムの引数”は、下記のように入力する。

--username 『ユーザーの名前』

『ユーザーの名前』の部分は、Minecraft にログインする時に使う Username を入力する。

Minecraft 1.7.2 / Forge の場合、“VM引数”は、下記のように入力する。

-Xincgc -Xms4G -Xmx4G -XX:PermSize=512M -XX:MaxPermSize=512M

-Xincgc は、Java VM に jar ファイルの実行が妨害されにくくなるガベージコレクションを使うよう指定している。Minecraft のカクツキが減少するのではないかと思う。

-Xms4G -Xmx4G は、それぞれ、Java VM に jar ファイルを実行する為に確保するヒープ領域の最小のメモリサイズと最大のメモリサイズになる。この例では、メモリを 4 GB(1024 MB)確保している。PC の環境に合わせて設定して下さい。最低、1 GB は必要だと思う。

-XX:PermSize=512M -XX:MaxPermSize=512M は、それぞれ、Java VM に jar ファイルを実行する為に確保する Permanent 領域の最小のメモリサイズと最大のメモリサイズになる。上記のヒープ領域とは別にメモリに領域が確保される。この例では、メモリを 512 MB 確保している。こちらも PC の環境に合わせて設定して下さい。256 MB ほど確保すると良い様だ。

Minecraft 1.7.10 / Forge 以降の場合、“VM引数”は、下記のように入力する。

-Xms4G -Xmx4G -XX:MetaspaceSize=512M -XX:MaxMetaspaceSize=512M

-Xms4G -Xmx4G は、Minecraft 1.7.2 / Forge の場合と同様です。

-XX:MetaspaceSize=512M -XX:MaxMetaspaceSize=512M は、Permanent 領域が廃止され、-XX:PermSize -XX:MaxPermSize が使えなくなったので、代わりにこのオプションを使う。

-Xincgcは、JRE 8 以降では、使えなくなった。

“作業ディレクトリー”は、"その他"のラジオボックスにチェックを付け、下記のように入力する。

${workspace_loc:forge-1.7.2}/eclipse

forge-1.7.2 の部分は、プロジェクトの名前になる。

Eclipse の実行構成のダイアログ(引数)
出典:Eclipse の実行構成のダイアログ(引数)

JREの設定

タブを“JRE”に切り替える。

デフォルトで“ランタイム JRE”の“プロジェクト JRE”がラジオボックスがチェックされている。

右の括弧の中身が

jre1.8.0_25

となっており、現時点での最新版の JRE が設定されている。

Eclipse の実行構成のダイアログ(JRE)
出典:Eclipse の実行構成のダイアログ(JRE)

Minecraft 1.7.10 / Forge 以降の Modding をする場合は、このままでOKなので次項まで読み飛ばしてね。

以下の内容は、Minecraft / Forge 1.7.2 の Modding をする場合に必要な作業になるよ。

“代替 JRE”の行の右にある“インストール済みの JRE ”ボタンをクリックする。

“設定(フィルター済み)”というダイアログが表示されるので、右上の“追加”ボタンをクリックする。

Eclipse の“設定(フィルター済み)”のダイアログ
出典:Eclipse の“設定(フィルター済み)”のダイアログ

“JRE の追加”のダイアログが表示される。“インストール済みの JRE の型”は、一番下の“標準 VM”を選択する。“次へ”ボタンをクリックする。

Eclipse の“JRE の追加”のダイアログ(インストール済みの JRE の型)
出典:Eclipse の“JRE の追加”のダイアログ(インストール済みの JRE の型)

一番上の“JRE ホーム”の項目に環境変数 JAVA_HOME に設定した変数値と同じパスを入力、または、選択する。

JDK をデフォルトのインストール先にしている場合は、

C:\Program Files\Java\jdk1.7.0_71

になる。

“OK”ボタンをクリックすると“JRE システム・ライブラリー”の jar ファイルが読み込まれる。
“完了”ボタンをクリックする。

Eclipse の“JRE の追加”のダイアログ(JRE 定義)
出典:Eclipse の“JRE の追加”のダイアログ(JRE 定義)

“設定(フィルター済み)”というダイアログに戻る。“インストール済みの JRE”に

jdk1.7.0_71

が、追加されているのでラジオボックスをチェックする。

元々、"インストール済みの JRE"のリストにあった jdk1.8.0_25 は、Minecraft / Forge 1.7.2 の Modding では使えないのでリストから外す。jdk1.8.0_25 を選択し、リストの右にある"除去"ボタンをクリックするとリストから外れる。

Eclipse の“設定(フィルター済み)”のダイアログ
プロジェクトに Minecraft / Forge 1.7.2 の Modding に使うバージョンのJREが設定された
出典:Eclipse の“設定(フィルター済み)”のダイアログ

“OK”ボタンをクリックする。

“実行構成”のダイアログに戻るので“ランタイム JRE”の“代替 JRE”を選択し、コンボボックスから先ほどチェックした jdk1.7.0_71 を選択する。

Eclipse の実行構成のダイアログ(JRE)
出典:Eclipse の実行構成のダイアログ(JRE)

ダイアログの右下にある“適用”ボタンをクリックして、設定を保存する。

以上で Minecraft / Forge 1.7.2 のクライアントの実行構成の設定は終わりです。

テスト

クライアントの実行構成が正しく設定されているかテストしてみよう。

ツールバーの実行から今回設定した client をクリックするか、実行構成のダイアログの右下にある実行ボタンをクリックする。

正常に設定されていれば、Eclipse の下部にある“コンソール”にいろいろ出力された後、Forge が導入されたの Minecraft 1.7.2 が起動する。

Eclipse から起動した Forge 導入済み Minecraft(タイトル画面)
出典:Eclipse から起動した Forge 導入済み Minecraft(タイトル画面)
Eclipse から起動した Forge 導入済み Minecraft(プレイヤー)
実行構成の“プログラムの引数”で有効なユーザー名を設定しているとアカウントに設定されているスキンが適用される
出典:Eclipse から起動した Forge 導入済み Minecraft(プレイヤー)

お疲れ様でした!

次回予告

次回は、自作の MOD 用のプロジェクトの作成について説明するよ。