Roland SC-8820の思い出【DTM日記】
Roland SC-8820の思い出。
SC-88Pro実機が壊れて滅入ってたんだけども
上記の日記を書いた後にSC-88Pro後継機であるSC-8820を持ってたのを思い出した。SC-8820にもSC-55やSC-88ProのINST MAPを持ってるので代替になるかもしれない!やったぜ!
SC-8820はUSBでPCと接続できるんだけども、Windows11でドライバーが動くかよく分からなかったのでとりあえずMIDIでケーブルで接続して、MIDIで操作しつつ、ちゃんとRCAで音声を出力できることを確認できた。ノイズマシン化してなくて安心した。
他の方の日記によるとWindows10でドライバーが動くようなのでおそらくWindows11でも動きそう。
思い出
DTMを始めた頃、当時はVSTなどのプラグインの音源やエフェクトが現在のように主流ではなくて、ハードウェアのシンセサイザーやMIDI音源と呼ばれた前述のSC-88ProやSC-8820などの音源モジュールをMIDIで制御して音を鳴らして録音したりしてた。
当初、私はACIDというサンプルベースのDAWを使ってて、サンプリングCDの音源をスライスしたり、もともとギターなどの楽器をちょこっとかじってたので楽器を録音して貼り付けたりして、曲を作ってた。最初はこの作曲方法で満足してたんだけども、段々と物足りなくなってくる。
この頃、トランスが流行り始めてて、トランスで使われてたフィルターのかかったアナログシンセサイザーのサウンドがそれまでバンド的な音楽ばかり聴いてた自分には斬新だった。なんだこのめちゃくちゃカッコイイ音は!?
自分もこのかっこいい音を鳴らしてみたい!
んで、買ったのがRoland SC-8820!
今思うとなんでアナログシンセの音を鳴らしたくてSC-8820を買ったのかよくわからないんだけども、過去の自分なりに調べた結果がこれだったんだろうと思う。当時はキーボードとシンセサイザーの違いが分かってないくらいにシンセサイザー的な知識が皆無だったので、アナログシンセサイザーにはたどり着けなかった。
とはいえ、当時の自分はちゃんと理解してなかったが、アナログシンセサイザー的な音色はいくつも入ってて、フィルターのエフェクトも内蔵されてるのでトランスっぽい音は鳴らせた。今のようにフィルターのカットオフ、レゾナンスのつまみやGUIを操作して、みたいに直感的には操作できなくて、MIDIで特定のコマンドを送信してパラメーターをコントロールする必要があった。DTM初心者にはなかなか辛い。
苦労しつつよく分かってないながらも、ボリューム多めのマニュアルを睨みつつ、なんとかMIDIで内蔵のフィルターを操作して、それっぽくなった音を録音して、そのWAVファイルをACIDでスライスしたり、エフェクトを切ったドラムセットの音やSEを単音で鳴らしたのを録音して、ワンショットの素材にしたりしたそんな思い出。